【色彩療法(カラーセラピー)】なぜ色で癒されるのか?その仕組みを解説

ご訪問いただきありがとうございます。

このブログでは、
アートがどのように生活を豊かにするのか?
について書いています。

前回の記事
【色彩心理学】色が持つ効果と力をカラーセラピストが徹底解説

では、
アートに重要な
色が与える効果について書きました。

今回は、
なぜ色で癒されるのか?
について

長年カラーセラピストとして活動してきた
筆者のこれまでの学びをまとめました。

色彩療法(カラーセラピー)とは

色彩療法(カラーセラピー)は、
色が持つパワーを利用して、

心や体を元気づけ、
正常に戻し、
元来持ち合わせている免疫力や治癒力を高めて
健康に役立てる癒しの一つです。

色彩が、
人の心と体に強く働きかける特性を利用したもので、
こうした色彩を使った治療は、
古代のエジプトやギリシャで
既に行なわれていたともいわれています。

それでは
そもそも、色とはなんでしょう?

色とは何か

1666 年に
イギリスの物理学者ニュートンが
太陽の光には色の光(色光)が
含まれている事を発見しました。

太陽の光をプリズム(透明なガラスの三角柱)に当てると、
屈折率の違いにより分光し、

「赤」「橙」「黄」「緑」
「青」「藍(あい)」「紫」

の7色の帯状の光ができます。

その光のことを「スペクトル」といいます。
虹の七色のことですね。

太陽の光は、
テレビやラジオの電波やレントゲン写真の X 線、
ガンマ線などと同じ 電磁波の一種です。

その電磁波を「目」の「網膜」を通して
「色」として認識しています。

私たちが「色」として認識できる
光の波長の範囲は
380nm ~ 780nm で、
その範囲の光を 「可視光線」といいます。

それぞれの色が異なって見えるのは、
その電磁波の
波長(単位:nm ナノメーター)の

違いによるものなのです。

ちなみに色のない透明な「白色光」は、
可視光線を含む全ての光の波長が
まんべんなく 含まれています。

色が見えるわけ

白色光にはいろいろな色が含まれています。

「赤い面」に白色光(太陽光など)が
あたると、
いろいろな色の中の「赤」
以外は吸収してしまい、

「赤」だけを反射します。

それを見て私達は 「赤」と感じ取るのです。
同様に、
「白」は全ての色を反射するため
「白」に見え、

「黒」は反対に全て吸収してしまうため
「黒」に見えるのです。

 

色を見る仕組み~光が眼球を通る~

 

私たちが色(物)を見ることができるのは、
光が眼球の「角膜」や「水晶体」を
通過して
「網膜」に届き、
電気信号に変換され、

「視神経」を経て脳に伝わるからです 。

眼球は、直径約 2.4cm の球体です。

角膜と水晶体は透明な組織で、
ともにレンズの役割を果たしていますが、
水晶体は厚みを変えることで
ピント調節ができます。

網膜は眼球の内面を覆うスクリーンで、
光を感じとっています。

目に入る光の量は、
「虹彩」が「瞳孔」(瞳)を
大きくしたり小さくしたりして調節しています。
虹彩は瞳孔の周囲の部分です。

カメラで例えると・・・
「角膜」はカメラのレンズを保護する
素通しの保護フィルター。
「水晶体」は物体までの遠近に応じて
ピントを合わせます。
「虹彩」は光の量を調節する絞りの役割をします。

色を見る仕組み~情報が脳へ届く~

 

「網膜」に届いた光の情報は、
電気信号に変換され、
「視神経」を経て脳に伝わります。

脳の「視床」を経由して「視覚野」に送られ、
ここで初めて「見ている」として意識されます。

色の情報が脳へ伝わることで、

どんな色なのか?はもちろん
それを見たらどう感じるのか?
などの心理作用や

内分泌系などの体への影響も
あるといわれています。

色彩療法(カラーセラピー)の仕組み なぜ色で癒されるのか?

人もまた、
さまざまな振動(色)からできているのです。

人(心と体)と太陽の光(色彩)は、
それぞれの振動によって影響しあっているのです。

色は固有の波長をもつ
=(イコール) 固有のエネルギーを持つ

色を見る or 色に触れる
↓↓↓
・心理作用
・皮膚感覚
・チャクラへの作用   など

盲目の人でも
色のついた面を触ることで
皮膚感覚を使って、
色がわかるといわれており
とても興味深いですね。

色彩療法(カラーセラピー)の実例

色彩療法は、
古代から現代まで
様々な手法で行われてきています。

その実例を見ていきましょう。

古代の例

ハーブ、マッサージ、湿布、食事療法などと共に
様々な色彩を用いる方法が
取られていたといわれています。

古代エジプトでは、太陽の光を使って
特定の色の光線が差し込むような部屋を
作ってその光を当てて治療していた。

古代ローマのヘロドトスは
太陽療法(ヘリオセラピー ) の父として知られ、
日光を色のスペクトルに分け、
個々の色を特定の治療に用いていた。

ギリシャの哲学者ピタゴラスも
病気の治療に色彩を使ったといわれる。

④アリストテレスは、
色のついたクリスタルや軟膏、鉱物などを
治療薬に使うように 勧めた。

などが知られています。

 

現代の実例

現代では以下のような
色彩療法が行われているそうです。

①可視範囲にある様々な色を
患者の目に入れる事での
身体機能を回復させる療法。

②クリスタルや色のついたフィルターを通しての
色の光や、太陽光スペクトルの色を
身体の不調な個所に直接照射し、
自然治癒力を促進させる療法。

③色を身体の不調な個所に張り付け、
痛みや症状を緩和させる療法。

④色による心理効果を使った色彩療法。

⑤インドのヨガマスタ―が生み出した、
カラーブリージング(色彩呼吸)。
色を瞑想の呼吸で用いることで、
オーラ(電磁場)やチャクラを整え、
意識や 身体を整えるといわれています。

 

色彩療法は、
日本ではまだ一般的にはなっていませんが、
アメリカでは医療現場でも活用されています。

病気の種類によって色を使い分け、
免疫力の増加や炎症・痛みなどの沈静化に
効果をあげているといわれています。

また、赤い色を見ると瞬発力が高まり、
青い色を見ると持久力が高まるという
データもあり、
スポーツ選手の能力アップにも
色彩療法が採用されています。

赤と青については、
同じ人が全体が赤い部屋と青い部屋に
順番に入って、
それぞれ体温と脈拍数を測ったところ、
多くの場合、
赤の部屋で測った時の方が、
体温は上がり、
脈拍数は多くなったという実験結果も
発表されています。

これらに関連して、
自律神経と色彩の関係も
明らかになっています。

自律神経には、
活動する神経の「交感神経」と
休む神経の「副交感神経」がありますが、

赤(や黄の暖色系)は交感神経を活発にし、
一方、青(や紫の寒色系)は
副交感神経を刺激するというのです。

色彩療法である色を選んだとき、
そこにその人の心が表れるといわれます。
心は体を表わしますから、
選んだ色は心と体の状態を表わしますので、
色で体調が判断できるということになります。

色が言語(色彩言語)を発信する、
という学者もいます。

言語とは、
内面からのメッセージと
いうこともできます。

療法としては、専門家(カラーセラピスト)
のアドバイスがもちろん必要となりますが、
もちろん色彩療法は
医療行為ではありません。

このように古来から
色は人々の生活に密接な関わりがあり、
現代においても様々に 活用されています。

また、長年の先人たちの
色彩心理学の研究によって、
色と人の心理 には
大体の傾向があることが
言われています。

色か与える心理効果や影響については
こちらの記事にも書きました。

前回の記事
【色彩心理学】色が持つ効果と力をカラーセラピストが徹底解説

色彩療法(カラーセラピー)とチャクラ

色がなぜ癒しになるのか?を考える時、
インドの伝統医学からの教えである
「チャクラ」 についても、
大きなヒントになります。

チャクラとは

人体には7つのエネルギーポイントがあり、
人のエネルギーが集結し、
出入りをしている 場所のことを
「チャクラ」といいます。

人間のエネルギーは
この「チャクラ」を起点にして、
車輪のように絶えずグルグルと回って
活力を生み出しているという考え方です。

「チャクラ(輪、車輪)」という言葉は
インドの伝統医学や
ヨガからきた言葉ですが、

他の宗教 や文明でも、
文化や宗教で重要な場所と
いわれている事が多いです。

実際、チャクラがある場所は
鍼灸医学では
重要な「ツボ」や人体の分泌系が
集中する場所でもあります。

人体に存在している 7 色のチャクラは
それぞれの性質を持っており、
対応する色
(各チャクラと同じ波長を持つ色)や
感情・精油・パワーストーンなどが
定められています。

バランスを崩したチャクラがあったときは、
そのチャクラに対応する色を身につけたり、
眺めたりすることで、
そのチャクラのバランスを取り戻し、
心身のエネルギーが整うと いわれています。

反対に、
気になる色はバランスを崩しているチャクラとの
関連があるとも言われています。

各チャクラの役割

第1チャクラ

生命エネルギー、生き抜く力との関連があります。

エネルギーが不足すると、
生き抜く力が弱るので、
何をするのにも力が湧いてこず、
心や体、仕事、金銭面、環境など
生活の基礎的部分に不具合が生じます。

対応する色はです。

第2チャクラ

セクシャリティと創造性を司るチャクラです。

エネルギーが不足すると
感受性や性的エネルギーにかけ、
不安を感じやすく
だるくて疲れやすくなったり、
無気力、無感動になったりします。

対応する色はオレンジです。

第3チャクラ

パワーのチャクラといわれ、
自信を持つことと関連があります。
体内のほとんどの臓器に神経を巡らせている
大切なチャクラです。

エネルギーが不足すると
自信がなく、神経質になり、
感情にむらが出て怒りっぽくなったり、
理屈っぽくなったり、
愚痴っぽくなったりします。

対応する色はです。

第4チャクラ

無条件の愛と調和を感じ、
自分や周りの人や物事を愛することと関連があります。

エネルギーが不足すると
自己否定したり、孤独感を感じ、
周りと温かいつながりが感じられなくなります。

対応する色はまたはピンクです。

第5チャクラ

コミュニケーションを司ります。
人に自分のことをアピールする表現力や
積極性との関連があります。

エネルギーが不足すると
人生にやりがいが見出せません。
言いたいことが言えず、
人付き合いも億劫になります。

対応する色はです。

第6チャクラ

第3の目と呼ばれ、直感を司ります。
目に見えない情報を理解したり、
感情世界を感じ取る能力と関連があります。

エネルギーが不足すると
やりたいことが見つからず、
アイディアも実行できません。

対応する色はロイヤルブルー(藍)です。

第7チャクラ

7つのチャクラを統合し、
魂を成長させ自己開発を担います。
スピリチュアリティとの関連があります。

エネルギーが不足すると
目に見えない世界を信用できず、
理解できないため何をやっても
うまくいきません。

対応する色はです。

8チャクラ

個を超越した神聖なる愛と関連します。

体の外にあるチャクラで、

自分を超えた世界や宇宙との

つながりのあるチャクラです。

前世からのテーマであるカルマとの関連もあります。

 

エネルギーが不足すると、

目に見えない世界を感じられず、

スピリチュアルな気づきや学びがないため、

自分にとって不都合なパターンを

何度も繰り返してしまいます。

 

対応する色はマゼンタです。

チャクラと色の意味がリンクする

このように、
各チャクラにはそれぞれの働きがありますが、

チャクラの意味と対応する色が
色彩心理学でいわれている色の効果や影響と
リンクするのは
大変興味深いことだと思います。

色彩心理学での色の意味は
こちらの記事をご覧ください。

前回の記事
【色彩心理学】色が持つ効果と力をカラーセラピストが徹底解説

まとめ

このように、
色は私たちに様々な影響や効果を与えてくれます。

目を見張るような
自然の美しい風景や、
季節の花々
動物の毛色
天然石の輝く色合い

私たちの周りには
自然がくれる
心癒される色がたくさんありますね。

それらを眺めては
日々の疲れを癒していた、

というのが
色彩療法(カラーセラピー)の
起源なのではないかと思います。

時には、
美しい自然の風景や産物に触れて
その美しい色合いを堪能する、
ゆっくりとした時間を持ちたいものです。

自分の好きな絵画や写真を眺めるのも
心を元気にしたり、
自己対話をして、普段は忘れている
ありのままの素直な自分に戻れる
時間になるでしょう。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。